コピアポア　黒士冠(こくしかん):アンデスの厳しい環境下で育つコピアポアはとても生長の遅いサボテンのひとつ。黒士冠はコピアポアの中でも最も風格があり、鋭い刺や現地の風を浴びた舎利感のある肌には凄まじいほどの存在感がある。元は群生球であったこの個体は、全ての子株が捥がれ、この世の物とは思えない凄まじいオーラを放っている。形骸化したような風貌には突き抜けたかっこよさがあり、このコントラストは滅多に見ることができない。自分のコレクションにしたいと強く思ったもの。

鉢 : 寒川 義雄