CATEGORY  日々

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2016.01.14 | cat. 日々

写真集 もうすぐ

昨年から 練りに練った写真集が

ようやく来月 出来上がる

 

植物選び デザイン 構成 撮影などなど とにかくこだわった

どの植物も思い入れのあるものばかり

 

サボテンを知らない人でも

眺めていたくなるような 美しい写真がずらっと並ぶ

出来上がりが楽しみで仕方が無い

 

詳しくは もう少し先

もうしばし お待ちください

 

 

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2015.12.17 | cat. 日々

ここのところ と 来年にむけて

今年も もう2週間でおしまい

毎年のごとく 今年もたくさんの農家さんを廻った

 

それらほとんどのところでは 外国人や新規愛好家が増え

賑わっているそうな

 

いわゆるブームと言うやつだ

植物の愛好家 愛培家が増えるのはとてもうれしいことだが

ブームが加熱すると 植物の価格が急騰する

今年はこの急騰がピークに達しているところのように思う

 

そして最終的にはいつも 急騰に乗じて

ゲリラ的に販売者が増え

劣悪で粗雑な商品が出回り

価格が下降して ブームが去っていく

去った後は 起こる前よりも冷え込むこともある

 

これまでもたくさんの植物が このブームと衰退の波にあおられてきた

今回の植物ブームは これまでよりも複雑で大きい気がする

それだけに 下がる時は急降下かもしれない

 

これまでに植物業界を盛り上げる為に

縁の下でふんばっている 植物業界の先駆者達とともに

ブームに翻弄されない しっかりとした植物の提案に

2016年は注力したい

 

 

 

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2015.12.03 | cat. 日々

写真集 製作過程

来年 写真集の出版が決まりそうだ

長年集めてきた 個性ある植物を約50点集め

本格的な撮影

 

写真家は 東京から久保田光一さんを

お招きし 一点一点丁寧に撮る

 

これからテキスト部分を詰めていくが

この4年間を ぎゅっと固めた本になることは

間違いない

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2015.11.18 | cat. 日々

初心

昨日は 日帰りで行ける広島近辺の農家さん 愛好家さんをまわった

近いとはいいながら 初めて行く農家さん

 

初めての場所というのは

人のお家に招かれたような

新しいクラスに 転校してきたような

なんとも フワフワした感じになる

 

園主のこだわり 嗜好 そこでのルール 価格など

何も分からない訳だから 

初心に戻って サボテン初心者として 見て回る

ぐるぐる何度もまわる

その間 ほとんど鉢や植物には触らない

 

園主の話をまず聞いて その後にもう一度

まわって 目星をつける

何度もまわることで 植物が厳選される

こうして仕入れた植物は 慣れた農家さんで仕入れるものよりも

グッと質が上がる

 

いつもこのようにして 仕入れなければと 今日も戒めた

 

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2015.10.19 | cat. 日々

植物にとっての光

植物に必要なもの

光 水 温度 ・・・などいくつかあげられるかもしれない

ほとんどの人に尋ねると答えは返ってくると思う

だが サボテン 多肉植物をいざ育ててみようと

チャレンジする人々の一部は

これらのことは頭で分かっていたとしても

気にするのは 水やりのことばかり

 

水をあげたら腐る とか

ついついあげたくなっちゃう とか

水をあげて腐るのは たいていは光不足や温度不足がもとで

起こるもの

 

水やりを気にすることよりは

まず光を気にしてやってほしい

(他にもいくつか大切なことはあるけれど)

特にサボテンや多肉植物が光を欲しがるのは

想像に難くないはず

 

画像は叢好きのお客さんからのもの

 

都内の限られた日中の光に加えて

人工照明を駆使して夜間に補っている

まるでナウシカの地下のような

妖しい感じが かっこいい

 

ここまでできなくても 地球には太陽光が降り注いでいる

その光を植物に 与えてやってほしい

 

これからの時期 光合成の為の光に加えて

真冬における体温・地温確保にも太陽光は

大活躍する

 

※なお今回は 光の重要性のお話ですが 

植物の置かれる環境や種類、植物の健常具合によって

全てに当てはまるという訳ではありませんので

ご心配な方は メールにて画像付きでご相談下さい  

info@qusamura.com

 

 

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2015.10.12 | cat. 日々

隠れた形

植物の形 ことにサボテンの造形は幾何学的でユニーク

刺や稜の規則正しい連続性を見ていると

DNAに刷り込まれた正確な指示に 感心してしまう

 

先週 サボテンに接ぎ木をする為に

柱サボテンを 切断した

そこには 切る前には発見できなかった

隠された美しさがあった

 

まるで花のような 幾何学的な造形に

見とれてしまい

接ぎ木する手を 止めるほど

 

外側からは見ることのできないおもしろさを

発見し 紹介していくことも

植物の面白さを伝える上で

有効なことかもしれない

 

 

 

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2015.10.05 | cat. 日々

秋の収穫

昔から 梨狩りや 栗拾いは好きだった

だから秋は好き

 

今日は畑に向かい この夏に生長した獅子の峰の

枝を刈り取った

生長は早いが なかなかいい枝を出さないので

本日の収穫は これだけ

しかし 株ごとに稜の乱れや 詰まりが異なる為に

枝打ち作業は 宝探しみたいでとても楽しい

 

発根力が強いため 2週間ほどで発根する

サボテンの初心者や

変わり種好きの方にぴったり

 

これらは 発根後

店に並び 巣立っていく

 

 

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2015.09.28 | cat. 日々

作品としての鉢植え その3

このシリーズ 第3弾

沖縄 大嶺工房の鉢

南国らしい目の覚めるような ブルー

単なる青よりもやや緑よりの透き通る青と

これまた独特な肌色を持つ竜神木を合わせた

 

この竜神木はただの竜神木ではなく

高性種の竜神木綴化

非常に貴重で 大きくなると稜が5cmくらいになる

超大型竜神木

握りこぶしのような男らしさ溢れる風貌と

海のような鉢

 

若い人たちのなかで植物を楽しむということが 

ここ数年でずいぶんと普及したように思う

その次は ひとつの作品として

鉢や空間まで目を向けるという見方が

広がればいいと思う

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2015.09.21 | cat. 日々

作品としての鉢植え その2

今回は広島の若手作家 佐々木りつ子氏

 

彼女の作品は表立って世に出ている訳ではなく

ひっそりと山間のアトリエで土器をつくる

 

アトリエである大きな山小屋は彼女自作のもので 庭にはポニーがいる

最近では稲作もおこなっているそうだ

真似したくなるようなのんびりとした豊かな生活

 

そんな彼女の至って素朴な弥生土器のような鉢

 

シンプルで豊かさを感じさせるような鉢に

少しだけ彼女らしさがにじんでいる

 

そんな鉢に白岳丸を合わせた

奇をてらうような植物ではなく

じっと長い間 絞り出すようにゆっくりと生長を重ねてきた個体

それでいて鸞鳳玉のような 男らしい岩のような肌は感じさせず

清楚で密な刺を体に纏う 

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2015.09.07 | cat. 日々

毎日楽しく

つい先日もまた新しい話が舞い込んできて

今日も楽しく打ち合わせ

 

植物を取り巻く新しい話が

こんなにたくさんできようとは

数年前まで思いもよらなかった

 

また来月 再来月と 面白い話が

実現化しそう