アストロフィツム  複隆碧鸞(ふくりゅうへきらん):稜と稜のあいだから湧き上がるように隆起した複隆が圧巻の個体。荒々しく岩肌のような質感を纏い、ひと目で印象に残る重厚な存在感を放つ。このレベルの複隆となると、市場には滅多に出回らず、高値で取引されるか、優良な種親として非売となることもしばしば。この個体は、生長を楽しむのに最適なサイズでありながら、そのポテンシャルは種親としても一級品であるが、美しく仕立て上げていく過程も魅力のひとつ。

鉢 : 西村 昂希