エピテランサ　かぐや姫(かぐやひめ):単幹で育った後に爆発的に子株を吹き出した大きなエピテランサの一種。この個体の生命力は計り知れず、今後はどうなってしまうのか想像も付かない。世に出回る銘品サボテンは、胴切りを繰り返し、粒の揃った群生球。この個体は、人の手が加わる事もなく、ありのままに生長した無垢な姿である。どちらが好みかは人それぞれであるが、現地のサボテンのような力強さを秘めた姿は、決して人の手では作り出すことはできない。

鉢 : 佐々木 りつ子