ギムノカリキウム  光琳玉(こうりんぎょく):灰白がかる緑色の肌と鋭い刺が渋い個体。種から育った個体で、樹齢は40年。完全に木化した親株とそこからこぼれ落ちそうなくらいに群生化した光琳玉を見ると、この姿になるまでに長い年月を感じざるを得ない。サボテンは自分の身を守るために刺を出す。コイルのように体に巻き付き、四方八方に刺を出すこの個体には、誰も寄せ付けない力強さを感じることができる。実物のサイズにも驚くが、この佇まいには誰もが驚く。二度とないクラスの逸品。

鉢 : 西村 昂希