セネキオ　デフレルシー:キク科らしく、春先にはタンポポのような黄色い花を咲かせ、やがて綿毛をつける。しかし、それ以外はほとんど装飾性がなく、ただ緑の棒を伸ばし続ける。その無骨さこそが個性を決定づけており、静かな魅力を放っている。生産自体もほぼされていないため、大株に育った姿を目にすることはほとんどない。通常では到達し得ないサイズ感に仕上がったこの個体は、ただ存在するだけで強烈なインパクトを放っている。

鉢 : 佐々木 りつ子