この植物は 柱サボテンの 竜神木 といいます
肌がすべすべで 透明感のある黄緑色で 棘は真っ黒で 枝がよく出て
なかなか きれいなサボテンです
観葉植物として 花屋さんにも いくらか普及していると思います
僕も 花屋時代には よく市場で 購入し 観葉植物として 売ってました
ただ サボテン界では 常に脇役として 存在する 縁の下の力持ちです
とにかく切られ 切られ 接ぎ木の台座としてのみ 価値があるような存在です
今回仕入れてきた この株は 畑に植わっていたもので
農家さんに 購入を希望すると
「スコップ貸してやるから 掘って持ってきな」
ということで
畑を 掘り返して 持ってきたしろものです
今までの竜神木の購入者には 挿し穂としては ニーズがあったため
みなさん はさみで 枝を切って持って帰ってたそうです
掘り返して株ごと持っていくのは おめーが初めてだ と言っていました
長年 切られ 切られた 跡は 独特の物語のある 形を生み出しています
サボテンや多肉植物を 毎日毎日 仕入れまくっています
数々の打ち合わせにより 春に向けて 大量にモノが必要になってきました
様々なお客様のリクエストにお応えする為、生産体制も考慮していかなければなりません
生産とは 何をどれくらい 誰が行うのか ということを きっちり決めないと
まったく 進んで行きません
しかも植物の場合は 出来上がりが2年後 3年後は 当たり前のことで
簡単なプロダクト製品と違い だいぶ先を見越した商品開発になります
商品開発は 僕の最も楽しみの一つであり
新しい会社では どうしてもやりたかったことです
今は 生産の基盤を整えつつ 少し大きな規模で行う見通しを立てています
植物の生産とは 一般的には 種から育てる実生や苗や原木を購入して 育てる生産があります
その際 ただ育てるのではなく 剪定などを加えて 仕立てて行く場合もあります
もちろんこういった 生産も考えていきますが 叢では 今までに考えられなかった生産方法を考えております
商品が 期間をかけて生まれるのでまだ今は お話できませんが
それら商品が 世に出る時には あっと言われるようなものになると思います