CATEGORY  日々

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2017.05.03 | cat. 日々

考えさせられる光景

道路端のとある風景

 

粗大ゴミが山のように積み上げられていた

それを覆い隠すように

無理矢理着飾るように

茂った藤の花

 

知られたくない事実や

見せたくない光景を

植物は無邪気に上書きしようとする

 

植物の力強さやたくましさを想像すると同時に

あまりの占拠っぷりに恐怖すら感じる

 

 

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2017.01.20 | cat. 日々

ベテランにもまれて

新春

全国各地のカクタスクラブで 新年会がおこなわれる

先日伺ったのは 全国でもトップクラスの

名人が集まる新年会

 

名のある方々に混じり

新参者が競りに手を出す

 

熟練者にかつて愛された個体達は

やがて2番手3番手になり

競りに出される

それでも品種の見立てや仕立ては抜群で

絵になるものが多い

 

こうしたところでは それぞれの銘品の成り立ちや

特徴などを育て親から直に伺える

貴重な場だ

              2017.1.20   小田 康平

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2016.12.25 | cat. 日々

ものの集め方

先日 神奈川県にある

石屋さんに行ってきた

 

住宅街の中に25mのクレーンをおっ立てて

山のように石積みしてあるところだった

 

親子2代で経営しているようで

お互いに時間もないのに長話に花が咲いた

 

僕が日本中車走らせて サボテン集めてますと言うと

そこのおじいさんも 各地の山から石を集めてくるんだと 言う話になった

 

おじいさんが言うには

とにかく人の集めないような石を採ってくるんだとか

世の中の石屋が集めるような石は どの石屋に行っても手に入る

人が選ばないような石を 石の山からかき分けて拾い

それをいっぱい集めるんだ と

 

確かにそこには見たことの無いような石や

一見価値の無さそうな小さな石が山積みだった

石にこだわった人は 全国からここにたどり着くようだ

 

石と植物は似ている

どれも一品ものだからだ

 

選ぶ人間が こだわり抜いて集めたものには

たとえそれが石ころだって 雑草だって

そこには力が宿るような気がする

 

結局そこが大事なんだ

 
            2016.12.25   小田 康平
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2016.12.18 | cat. 日々

凌駕する植物

とある倉庫の下見

もう何年か 使われておらず

そこはちょっとした廃墟のよう

 

コンクリートを敷き詰めた地面から

植物がはびこっていく

 

人が積んだ積み木のような建造物を

下から飲み込むように 這い出すように

支配していく植物の様は

じっくりだけれども

圧倒的な感じがする

 

厳しい環境に育つたくましい植物もかっこいいが

文明を凌駕していくような植物のしぶとさに

力を感じる

 

            2016.12.18   小田 康平

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2016.12.14 | cat. 日々

植物が環境を味方にしたとき

サボテンを屋外に植栽するとき

そこは陽当たりがあるのか?

水はけはどうか?

寒風は当たらないか?

などなど色々なことを考えてから 

種類を選び 根の状態を考え 植え込む

 

サボテンには1500種類程度あると言われており

そのうち約30%は絶滅が危惧されている反面

世界中にやたら広がって駆除に困るような繁殖性の高いものまである

つまり一部のサボテンは環境を味方につけた時

爆発的に生長するわけだ

そうなってしまうと 枯らそうと思っても枯れないほど

強健で厄介な植物となってしまう

 

画像のサボテンは 都内で見かけたサボテン

高さは12mほどもあり

屋上でさらに勢力を伸ばそうと

分岐を開始している

おそらく日本にあるサボテンで最も背の高いサボテンだろう

 

このサボテンは倒れないように壁面に括り付けてある他は

ほぼ放ったらかし状態でここまで大きくなったに違いない

壁面は真南に向いており

太陽エネルギーを最も効率よく受け止めている

都内でも環境を味方にさえ出来れば

ここまで凄いことになるという一例

 

 

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2016.12.07 | cat. 日々

クリスマスのリース

今秋に店舗内の植物コーディネイトをさせて頂いた

六本木ヒルズのユナイテッドアローズ様に

先日クリスマスのリースを納品した

 

叢がクリスマス装飾 というと

ちょっと場違いな感もあるような気がするが

実はリースには縁があって

そもそも僕が自分の花屋をオープンさせた

2008年のクリスマスに

店内に100個を越えるリースをびっしり飾り

そこにたまたまリースを探していた

広島のアートコレクターさんが

店に立ち寄り

そこから紆余曲折後に

叢が出来上がるという一連の流れがあったわけ

 

なので今 叢があるのは

当時必死になってリースを作りまくった

過去があったからかもしれない

 

今回リースの依頼にはひとつだけ縛りがあって

「植物」を使用するということ

 

そこで植物の多様性と歴史に注目し

世界中様々な環境で不思議な進化を遂げた

あるいは人類にとって大きな役割を担った

植物達をシンプルに 飾るということにコンセプトを決めた

 

揃えた植物は

マダガスカルを代表し 真っ青な種子を持つ旅人の木

ボルネオの大型食虫植物ネペンテス

北アメリカ原産の大型ヒマワリ

アフリカを始めとする世界中で道具として使われているひょうたん

徳島県でこの時期に立ち枯れて2mの槍のような風貌になるオクラ

仏教ととても深い関わりを持つハスの実

薬用成分が採れることで古代ギリシャ時代には自生地を探し戦争すら起こったとされているアロエ

中国の特殊な造形を持つ柑橘類 カラタチ

ユニークに穴が並ぶサボテンの骨 チョラ

漢方で珍重され おもしろい名が付けられている鳥不止(とりとまらず)

花が綴化し 突然変異の姿がスタンダードになってしまった鶏頭

紀元前2000年前から嗜好品や貨幣として使われていたカカオ

 

12種の植物を選び

1種類の植物で一つのリースを作り上げた

出来上がったリース12個は

店内に飾られてあるので(2個を追加発送)

ぜひご覧頂きたい

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2016.10.14 | cat. 日々

アートコレクターSさんとの会話

叢を立ち上げるとき

それから これまで

いつも支えになって頂いてきたアートコレクターSさん

ご存知の方も多いことでしょう

 

これまでなんどとなく

ものの見方 評価 考え方など

世界的アートコレクター基準の

とてもハイレベルな話をうかがってきました

 

今朝はそのSさんと初めて(かもしれない)

クリエイティブなお話をさせてもらいました

アートコレクターとはアーティストとは違うので

ものを作っていくわけではない

ものを見定めることに長けているわけで

これはいいのか悪いのか

これとこれはどう違うのか

というのがいつもの話の種でしたが

今回は どう見せるのか

見せている中で やり過ぎているところはないか

など 作品をどう見せるのか

どう作っていくのかという話

というか ディスカッション

 

僕の考え方をしっかり聞いてもらい

コンセプトに合った見え方が

オーディエンスにきちんと伝わるのか

見せたい!がうざったくないか?

などアドバイスをもらい

さらには僕だったらこうだ!みたいなデザイン案

結局は とてもいい案が出来上がり

これを持って 11月の展示に望みます

 

お金を払っても受けることのできない

実りある貴重な時間でした

 

2016.10.14 小田康平 

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2016.09.16 | cat. 日々

化粧土の役割

化粧土とは

鉢植えの表土を 土や石やその他の材料で覆うことで

基本的に植物の育成とはなんら関係はなく

表面を美しく見せる為に施すものである

 

叢でも たいてい白い発砲した石で覆うことが多い

 

なぜ覆うか?

植物の育成には関係はないと書いてはみたが

実は育成に多いに関係があるからである

 

鉢植えの植物はいくら強健なサボテンや多肉植物だからといって

人の管理が必須になる

これはどうしたって間違いない

 

つまり人の愛情無くして

植物の生長はないのである

いくら古木がいい 腰折れがおもしろいって言ったって

少なからず 手は掛けてやらないといけない

 

植物を際立たせ より愛着を持ってもらう為に

叢の化粧土はある

 

2016.9.16 小田康平 

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2016.09.13 | cat. 日々

色彩の効果


色彩は空間を大きく変える

やたらたくさん色を使うのではなく

効果的にちょこんと垂らす

 

ハンドボール程度の黄牡丹が

無機質な空間に締まりを与え

印象を最大限に発揮する

 

あれやこれや足し算で

いろいろ見せつけるよりも

一点で決める方が

潔くて 最も効果的に思う

 

 

 

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2016.08.06 | cat. 日々

植物の爆発力

ここのところ植栽のご依頼をよく受ける

 

屋内だったり屋外だったり 雨が当たったり当たらなかったり

様々な環境下で植物ニーズがある

 

依頼を受けた後に植物のセレクトをするわけだが

叢として 最もお見せしたいのは植物の生命力

さらには爆発力

 

植物の珍品具合や

植物の大きさはあまり意味を持たない

そんなものは はっきり言って一年で飽きてしまう

 

植物の爆発的な生命力を感じてもらう為には

その植物がその環境下で本来の力を発揮する性質を持っているかどうか

が 必須の条件となる

 

これはそれぞれの植物の原産地の気候をベースに考慮していくが

植物の中には 熱帯出身のくせにやたら寒さに強い性質を持つなど

不思議な耐性を持つものもある

これだから植物選びはおもしろい

 

植物の特性を考えた後は

植栽場所の環境を読む

しかし 多くの場合は完璧には読めないので

植物に聞く(どう植物に聞くのかは また今度)

 

温度 雨量 風 日照 など 植物にマッチさえすれば

植物は壁面だろうが 手狭な環境だろうが

枯らそうと思っても枯れないくらい繁茂する

 

画像は壁面にはびこる クラプトペタルム

おそらくはこの大群生株に 土はほとんどない