ARCHIVE for  June 2013

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2013.06.29 | cat. 展覧会

gallery feel art zero にて

本日初日
名古屋 gallery feel art zero さんにて 陶芸家 内田鋼一さんと
二人展

約1年前から 温め続けてきた展示会

植物も長い間 この日のために貯めてきた
叢の中でも 秘蔵っ子たちを用意しました

内田さんの鉢も これまで見たことのないような
斬新なものから 大きいものまで
とにかく 僕が見ていても楽しくなるような展示会

完成度の高い鉢に 時間を纏った植物を合わせることは
僕にとって 何にも変え難い 自己解放タイム

今回はたっぷり 表現できたように思います
遠くからも来て欲しいです

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2013.06.27 | cat. 展覧会

難問

僕の個人的見解で
日本で最も忙しい人 陶芸家 内田鋼一さん

今朝は広島から車をぶっ飛ばして
内田さんのアトリエにお邪魔させていただきました

今回は当然ながら 6/29(土)からの
名古屋フィールアートゼロさんでの共同展示作品 制作のため

内田さんの鉢に叢の植物を合わせる

まだホカホカの鉢を新聞で巻き上げて
ギャラリーに向かう予定だったはずが
超難問の鉢が続々と窯から出てきた

大抵のアドリブはこれまでもこなしてきたが
ちょっと想像以上…

しかし サボテンの名産地 愛知県だからこそ
まだ焦らない
急遽 予定を変更して 超難問の鉢に合わせるべく
植物を捜す

詳しくは当日 こちらで
http://qusamura.com/information/

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2013.06.26 | cat. 日々

複隆という芸

鸞鳳玉の中でも 青い肌を持つ碧瑠璃鸞鳳玉
その肌の凹凸を極めに極めた名人がいます

今回その名人にお話を伺うことができ
その技術や知識をほんの少しだけ伺うことができました

サボテンの種類は1万近くあると言われています
その中で碧瑠璃鸞鳳玉だけに絞って 突き詰めた結晶
そこまでこだわったのは 突き詰めれば突き詰めるだけ
サボテンの顔が変化し 応えてくれるから だそう

確かに その名人の作出する複隆は これまで見たことのない
不思議で繊細なもの
(複隆とは肌に凹凸が出て変異したもの)

それが今回ご紹介している 複隆碧鸞

サボテンの知識 技術は伝承する書籍が圧倒的に少なく
直接出向いて本人から聞かないと 失われていくもの
その話の中には何十年もかけて磨いてきた
すごい内容が詰まっています
今後 叢の植物にはこういった場面で得たものを
どんどんと積んでいきます

碧瑠璃鸞鳳玉 >>>>>

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2013.06.22 | cat. 展覧会

広島つながり

hiromiyoshii roppongi のショウウィンドウで
広島つながり の おもしろい企画

広島出身のギャラリーオーナー 吉井仁実さん
広島出身の建築家 谷尻誠さん
そして広島の叢で 常設の植物展!

吉井さんの発案で始まり
谷尻さんの重力を無視したような不思議な什器に
叢の植物が並ぶ

7/11にはトークショーを含む レセプションパーティーが催されます
このスペースならではの特殊植物を 用意します
24時間いつでも見ることのできる 叢 です

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2013.06.15 | cat. 展覧会

ギャラリーNOW 「叢の植物と陶芸家の仕事」展

今日から開催
富山のギャラリーNOWさんで
7人の陶芸作家と叢の植物を展示しています

一つ一つ丁寧に仕上げられた鉢には
力が宿っていて
これは!と思う植物を合わせてみると
まるでその植物のために作られたかのようなしっくり感があるのは
おそらく 鉢に経験や技術 感性のようなものが
詰まっているから

静かに佇むサボテンたちが
時間の止まったかのような空間で
光を浴びている姿は
神々しさすら覚えます

自然の作り出した芸術品

完成度の高い展示会になったと思います

http://qusamura.com/information/exhibition/426/

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2013.06.07 | cat. 日々

日本で一番植栽をしてみたかったところ

初めてそこに訪れたのは、ちょうど2年前
その時は別世界すぎて何がなんだか分からなかった

その場所は僕の憧れの存在 ワンダーウォール 片山正通さんのオフィス
現在 最も活躍されているインテリアデザイナーのお一人だ

片山さんの作り出す空間は どれもたくさんの仕掛けがあり
お客さんがどんどん魅了され
世界各地で超話題のスポットとなる

ご自身のオフィスは当然 ワンダーウォールの看板とも言える
すさまじい構成
ありとあらゆる カッコイイものが並び 細部までのこだわりが
ひしひしと伝わってくる
訪れた人は必ず圧倒されることになるだろうし
きっと片山さんに仕事をお願いしたくなるだろう

そんなワンダーウォールの 屋上には
素敵な空間があり しかし緑はない

約1年前から出ていた 屋上庭園のお話が
ようやく実現し 1年間 叢で実験してきた植物たちを
モゴモゴと大きな特殊プランターに植栽することになった

コンセプトは 「草群(くさむら)」

多種多様な多肉植物を 隙間なく群がっているもしくは
群がるように植え かつ まるでこれまでもそこにあったように
配置する

多肉植物に詳しい人はこの画像を見て
驚くかもしれない
梅雨や冬を日本の戸外で育てるのはタブーとされている
植物が大半を占めている
1年をかけて 実験し 鍛え上げた植物なので
可能となる植栽

植物の品種としての限界を超え
個の力強さにより成し得たこれまでにない
屋上植栽