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2019.10.06 | cat. 展覧会

〜展

叢Tokyoにて開催した

〜展は多くの方々にお越しいただき

たくさんの綴化個体が旅立っていた

 

綴化とは 植物に起こる突然変異の一つで

奇妙な造形が珍重され 園芸界でも高く評価されている

しかし叢ではこの珍しく奇異な姿を見てもらうためだけに 

綴化にまつわる展示を行ったわけではない

 

綴化は生長点が綴れることで将来的な生長が単調でない

生長を重ねるたびに想像しづらい造形と変化していく

植物の最も魅力的なところは生長による発見だと思っている

 

お気に入りの一株を持ち帰ってくれた方々には

どうぞこれからの発見を体験してもらいたい

 

思っても見なかった生長を目の当たりにした時

心を揺さぶられるに違いない

 

もうすぐ地下や庭が出来上がり

ようやく叢Tokyoが 発進していく

 

2019.04.21 | cat. 展覧会

濱中史朗さんとのコラボ

現在広島 ref. にて開催中のイベント

THE STORE

 

萩の陶芸家 濱中史朗さんの鉢に

サボテンや多肉植物を合わせている

毎年一回のイベントが早いものでもう6回目だ

 

濱中史朗さんの黒い鉢にはまるで金属でできたような

鋭いエッジと光沢がある

白い鉢は骨から削り出した あるいは骨そのもののような

乾きと静寂を纏う

植物 特にサボテンには金属のような鋭さと硬さがあり

また 彼らは生きて行く過程で少しずつ「生」を剥がされながら

常に「死」と隣り合って生きている

 

この2つの共通点が同調して美しい鉢植えになった

 

 

5/12 Sun まで

11〜19時 会期中お休みなし

 

 

 

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2017.05.08 | cat. 展覧会

植物のランク付けをしてみて気づいた事

このたび1週間ほどかけて HPにて叢Ranking50と題して

展示会を行った

サボテンや多肉植物を個人的な趣向のみでランク付けをして

皆さんにご覧頂く企画

たくさんの反響を頂き 驚いています

中には競争率100倍の争奪戦もありました

 

ただただ個人的な判断で

叢の植物を1から50まで数字をつけた

上下を判断することで植物の見所や価値付けが明確に見えるかと思ったが

フタを開けてみると

結局 自らの判断基準の優先順位が露呈することとなった

 

現時点で僕の中での「いい顔してる」 は

「想像しがたい姿」 というところのようだ

 

 

オペラ
2017.04.12 | cat. 展覧会

片山正通的百科全書

4月8日から始まった 東京オペラシティ 片山正通的百科全書

叢ではROOM4 Succulent Plants の展示を担当させてもらった

 

片山さんのオフィス Wonderwallの屋上と地下にある植栽の延長線上にあるような

ロックでサイケデリックなガーデンを作り上げた

割り当てられた空間に対して 溢れんばかりの

覆い被さるような量と大きさの植物を投入

 

 

片山さんの所有する数々のアート 書籍 剥製

骨董品などとならんで

無骨な植物達が一角を支配する

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2016.12.11 | cat. 展覧会

インスタレーションについて

 

植物を並べる時に注意していることがある

それは 人の作為が表に出ないようにすること

 

一つ一つ植物を順番に配置していくと 

どうしても自分の思惑がからんでくる

注目されるか?かっこいいか?高く見えるか?・・・

 

かたや植物はどうかと言うと 

すべてが必然性で構成されている

その必然性とは 生きるため のもの

こっちに葉を出したら おしゃれ なんて 植物は思わない

生きるために光が来る方向へ 

それを出来る限り受け止めるために葉を出す

 

見てくれや他人などは全く気にしない

ただただ生きるための造形

ここに人の作為が入ってくると その植物らしさ

植物の生き様が 一気に消えてしまう

 

自然の中には植物が生きるために作り上げてきた造形が

そこかしこにある

それらをいつも観察し

理解できない動きがあると なぜそうなったか考える

そこには必ず理由がある

 

インスタレーションをする場合

植物のいつもの動きを忘れずに

植物と会話しながら配置する

植物を手に取ったときから それをどこに置くかは

植物が教えてくれる

 

植物の動きをきちんと再現できた配置になると

人は いい と言ってくれる

それは人のDNAに 植物の動きや形が何万年もかけて

刷り込まれているからだ

 

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2016.03.31 | cat. 展覧会

新潟越後妻有 大地の芸術祭

このたび新潟の越後妻有で行われている国際的な芸術祭である

大地の芸術祭の会場の一つ

農舞台という 空間で

4/14(木)から 展示を行う

 

先日 出版した書籍発刊のイベントでもあり

写真集に登場した植物もいくつかお目見えする

 

今年は50年に一度と言われるくらい雪が少なく

下見の為 現場を訪れた際も

路面にはほとんど雪がなかった

 

新潟では初となる展示

アート作品が様々に点在する地域の中で

鉢植えの植物がどれほど観賞に値するか

挑戦という思いで 臨もうと思う

 

くわしくはこちら

http://www.echigo-tsumari.jp/calendar/event_20160414_0619

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2016.02.12 | cat. 展覧会

明日から レフにて 鐵+骨白展

明日2月13日(土)から広島 袋町ref.にて

エキシビジョンスタート

 

毎年この時期に開催するこの展示会は

今年で3回目

 

萩の陶芸家 濱中史朗さんの鉢に

1年間貯めてきた サボテンや多肉植物を合わせる

 

史朗さんの鉢は 回を重ねるごとに

どんどんグレードが上がっていく

植物選びも負けていられないので

よりストイックに より個性的なものを

全国から探し抜く

 

魂のこもった人の手が作り出す造形美と

植物の作りだす造形美が 重なり合う

そして それらは混じり合うこと無く 輝き出す

明日 明後日は 僕と史朗さんが在廊です 12−20時

 

 

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2014.10.13 | cat. 展覧会

写真撮影

植物と鉢の写真をひたすら撮っている

 

ファインダーを覗くことで

より鮮明に見えてくるものがある

 

特に鉢の方は 自分の知らない世界だけに

一見しただけでは見えてこない

ディテールだらけで

一つの器に どれだけの想いや手間が

かけられているか

それは こちらも時間や集中力をかけないと

見えてこない

 

形や色に 意味を込め

さらには 偶発的な要素を纏い

出来上がった鉢は 

作り手の想いの深さが深い程

見る側も 心酔できる

 

 

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2014.10.08 | cat. 展覧会

リクエスト

またまた京都展のお話

 

今回の鉢の中には 僕がアダムさんにリクエストした鉢がある

届いてみるとびっくり 

その鉢は結局 最も植物選びが難しい鉢になってしまった

 

考えたあげく 選んだ植物は これまた農家さんに生産依頼した

サボテンにしてみた

 

上も下もリクエスト

サイズやバランス すべてがぴったりなのは 偶然とは思えない

 

瓦版
2014.09.29 | cat. 展覧会

アダム シルヴァーマン という陶芸家と

来月18日から31日迄 京都7カ所で行われる展示会

「プランツとポットの物語」

ここで 恐れながら 国際的に活躍されている人気陶芸家の

アダム シルヴァーマンさんと コラボすることになってます

詳しくはこちら

http://qusamura.com/information/exhibition/1056/

 

独特なフォルムで 

美しくもあり 醜くもある不思議な釉薬のかかった鉢と受け皿

 

計算されていそうで いなさそうな 釉薬のはじけ具合は

時間が作り出したものなのか

それとも アーティストが作り出したものなのか

それとも偶然なのか…

 

そしてまたそれらは植物にも言えること

その出で立ちは 植物自身が 意思を持って作り出したものなのか

人間が手を加えて出来上がったものなのか

もしくは 偶然なのか…

 

これら似て非なる二つのものが

うまく調和するのか 反発し合うのかを判断するのは

見る人それぞれだと思う

調和に和み 反発に衝撃を受けてもらいたい

 

組み合わせる本人が 調和と反発のギリギリのところを

狙ってるのだから

 

 

 

きっとこれまでで一番おもしろい植物展になることと思う