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一歩踏み出せば
2012.03.01 | cat. 日々

一歩踏み出せば

とあるサボテンの農家さんで撮った写真です

画像は 金鯱(キンシャチ)という最も大きくなる種類の玉サボテンのものです
元々はトレーに 小粒の金鯱が入れてあり
それを数年放置した状態のものです

見てもらうとお分かりのように 大きいサボテンと小さいサボテンがあるのがわかると思います
どうして同じ大きさだったものが 同じ時間をかけて 違う大きさになってしまったか・・・

あるサボテンは 鉢を破り地中へと根を出していき
あるサボテンは鉢の中で根を回している株なんです

大地へと到達した根は しっかりと根を張り 大きく育ち
根詰まりした株は 栄養不足で 色もよくなく 大きくなれずにいます

勇気を出して 恐れず一歩前に進めば 大きくなれる・・・
そんな ことが伝わってきそうな 絵でした

哲学的な サボテンでした

接ぐという昭和的感覚
2012.03.01 | cat. 日々

接ぐという昭和的感覚

ただいま静岡県です
とある農家さんから連絡が入り 急遽向かっているところです

こだわりの植木が見つかったそうです
現物をしっかり確認して それから納品してもらいます

昨日は 三重県を満喫しました
午前中は 兼ねてから欲しかった 「赤い宝石」を手に入れることができ その他にも
作り込まれた大株の芸術品や 不思議なアフリカの花などをゲットしました
後日紹介できると思いますが ものすごいものすごいものすごいものすごい 綺麗です

午後は午後で 大事な打ち合わせがあり 順調に進むことに決定しました
梅雨明けくらいには 大きなイベントと共に 公開できると思います
こちらも乞うご期待!

画像は 先日行った農家さんで仕入れた植物です
主にサボテン類ですが 接ぎ木という手法で栽培されています
接ぎ木というのは 2種類の植物を組み合わせます
昔は形状が面白いということで流行りましたが 
今では 世間ではそれを面白いという見方をせず
どちらかというと 接ぎ木のデメリットを重く考え
マイナスで考えるのが主流です

こちらの農家さんは 未だに接ぎ木の面白い部分を活かし ヘンテコリンな接ぎ木を
作り続けています
昭和の遺物です
僕はこの感覚が大好きで 共感しまくりでした
今では接ぎ木は 事務的な意味でしかされることがありません
チャメっ気で接ぎ木を考える農家さんは 僕の知る限りでは
ここのおじさんだけです
僕にとって貴重な存在です

げんこつ
2012.02.28 | cat. 日々

げんこつ

これから 出発です
夜通し車で走って 明日の朝は 三重県です

三重県では 植物農家を物色したあと
とても とても興味深い方と 打ち合わせできることになりました!!
内容を公開できるのは 少し先になると思いますが
公開できる頃には すごいことになってるはずです
楽しみで 楽しみで 徹夜で高速をかっとばします
画像は げんこつウチワという サボテンです
ちょうど げんこつらしい いいところを発見したので
パシャリ!
そもそも げんこつって 拳骨って書くって 知ってましたか?
僕は ほぅ なるほど と今知ったわけです
siwasiwa
2012.02.27 | cat. 日々

siwasiwa

このシワシワが いいでしょう
こちらは ステノカクタス ムルチコスタタス という 植物です
均等に配列された 白い棘と 緑のシワシワが きれいです
刺の先端は だんだんと赤黒くなっていて 根元の白さが一段と白く感じます
すべての 刺は 同じバランスで同じ本数生えています
こういうのを見ると 遺伝子情報ってすごいなぁって 思います
優秀な農家さんが 仕立てた個体です
もうすぐ 花が上がってきます
実はじーっくり 10秒以上眺められる 植物ってなかなかないんです
大量生産された植物を見てみてください
植物に目が慣れてくると 10秒以上眺められる植物が
意外と少ないことに気付くはずですよ
今回の ムルチコスタタス は どうでしょうか?
入り口は こちら
2012.02.26 | cat. 日々

入り口は こちら

叢の入り口です
扉には 「応接室」 と書いてあり リッチ感が漂っていますが
いたって シンプルなお店になっています
太田川の石に メキシコのサボテンに セコムのシールが目印です

それから ウェルカムのお地蔵さんが お出迎えしています

最初に来られるお客さんは なかなか 入り口がわからなくて困っていますが
お気軽に お入りください (度胸いります)
まず ほとんどの方々が 見たことのないような へんてこりんな 植物から
かわいいお菓子みたいな植物
植物かどうかも 不明な植物 など いろいろとり揃えております
近所の おじいさん連中には 人気のスポットになっております
皆様のお越しを お待ちしています
先祖返り
2012.02.24 | cat. 日々

先祖返り

「先祖返り」 という言葉があります

 

文字通り 先祖が返ってくることです
この言葉は お盆に使う言葉ではなく 生物学なんかで出てくる言葉です

 

植物の世界では 原種を元に 何度も交配を重ね
特殊な品種が生み出されています
これは 前にも書きましたが 「園芸」 というやつで

 

実に深い芸です

 

交配を重ねることで どんどん「ある特徴」を際立たせていくのですが
その交配を重ねていくうちに ひょっこり元々の原種に近い性質の個体が生まれたりします
あるいは 「ある特徴」を持った植物が ひょっこり原種に近い性質の枝や葉を出したりします

 

これは 交配により 原種がもつ補足遺伝子の組み合わせがピッタリはまったから起こるんです
Aという遺伝子と Bという遺伝子が 組み合わさって発現していた原種の特徴が交配により一方の遺伝子が欠けてしまい 園芸品種になってたわけですがこれが 再びいつの日か 交配により再会した時に 先祖返りが 起こるというわけです

 

画像のサボテンは 奇巌大鳳玉 という棘の無くなる突然変異を起こしたサボテンです
真ん中あたりに 思い出したように 長い棘が伸びています
大鳳玉という元々のサボテンは この長い棘がびっしり生えるサボテンです
突然変異による棘の無いシンプルな形に 先祖返りによる異様に長い棘が一本

 

見事な ミスマッチで そこが魅力的

 

じっと見る
2012.02.23 | cat. 日々

じっと見る

直線ぽくて 直線でない感じが 好き
整ってない点々が 羅列してあるのも 好き
見れば見るほど 好きなところが見えてくる
見れば見るほど 不思議なところが見えてくる

一つの植物を 眺めること 10分
たくさんのアイデアが見えてくる
あたりを見ると また全然違う植物が 約200種類
ここは アイデアの宝庫

シルエット
2012.02.21 | cat. 日々

シルエット

植物を選ぶ基準は たくさんあるが

その中で重要なもののひとつに シルエットがある
不思議なシルエットは見る人に 一瞬で強烈なインパクトを与える
植物ならではのユニークで 時に幾何学的なシルエットは
見ていて飽きない
先日 とある作家さんと話していたこと・・・
植物って たまにすごい形 へんてこな形 理不尽な形
機能性より笑いに走った形 などなど とてもたくさんあるけど
それは 人間の価値観で植物を見ているだけであって
実際にその植物たちが生息している現地では
その形こそが 最高に機能的で あらゆる無駄をそぎ落とした
最終形なんだよね って話
人間が思いつかないような 長い年月で進化した形っていうのは
植物にとっては必然の形なんだけど
人間が思いつかないほどの長い年月だから 時として人間にはそれがユニークに見えるのだ
広い空
2012.02.20 | cat. 日々

広い空

岡山にいってきました
総社市というところは いたってのどか
とにかく 印象的だったのは 空が広いこと

僕は幼少まで岡山で育ったので とても愛着がある土地です
岡山では 叢を支えてくださるお客様 農家さん 作家さんが多数おられ
今後も頻繁に来ることになりそうです

この日もお昼から陶磁器の作家さんのところにお邪魔させてもらい
とても素敵な話になりました
春からの新商品として 話題性のある面白いものが できます
乞うご期待!

植物屋 叢
2012.02.18 | cat. 日々

植物屋 叢

叢 (くさむら) は 世界各地から集めた特に変わった植物を小売り 卸するお店です

枝振りや形状にこだわり ほとんどのものが一品もの
アート性の高い植物をご提案します

現在の商品点数は 200点以上
種類も150種以上です
一般に流通しているものは ほぼありません

販売方法は 店頭販売 ネット販売 カタログ通販となっております
どこにも売っていないような 唯一無二の植物を手に取って
育ててあげてください
見学だけでも ウエルカムです

店舗営業時間 9:00~17:00 
(仕入の出張のため 時折留守に致しますのでご確認のうえご来店ください)
定休日 時々日曜日 
(盆正月などのお休みはブログにてご報告いたします)
ネット販売やその他お問い合わせは 2営業日以内にご連絡差し上げます

広島市安佐南区西原2-26-21
082-836-7107

大きなウチワサボテンが目印です

画像の植物は 恩塚四角鸞鳳玉 (オンヅカシカクランポウギョク)
上から見ると見事に 四角形です
四角い直方体が 突っ立っているような 植物です
この個体はその中でも特に 横の直線がきれいなものです