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2016.03.14 | cat. 日々

最近注目

最近 植物の「ドライ」に興味が出てきた

これまでもドライフラワーとして 大きなものから奇妙なものまで

いろいろと取り扱ってきたが

今の見え方は少し違う

 

植物の骸(むくろ)というのは そこに生が無い為に

色やつやを失い

その代わりに シルエットが強調され

生から死へと経過した時間が凝縮されてそこに残る

 

花を吊るして干す それ とは違い

立ち枯れた姿は 神秘的にすら感じ

モノクロ写真のように 深く意味のこもった芸術品のように感じる

 

ゆっくりと死へと向かう中

生物の命ともいえる 水分が昇華し

そこに残った「生きた証」は 骸となる

 

表面的な美しさが取り払われたとき

奥に隠されていた 意味が初めて見える気がする

 

画像は 立ち枯れたオクラの畑

この撮影後 持ち主を捜し ほんの僅かばかりいただいた