棘の魅力
2012.02.03 | cat. 日々

棘の魅力

サボテンの代名詞とも言える 棘ですが サボテンの他にも多肉植物で棘を持つ植物は
実にたくさんあります

一般的にアメリカが自生地のサボテンの棘は 葉が変化して出来たものと言われています
そして 主にアフリカが自生地のユーフォルビアを含む多肉植物たちの棘は
茎が変化して出来たものと言われています

あるものは乾燥から身を守るために
あるものは外敵から身を守るために
またあるものは種を繁殖させるために 
棘を持ちます

一見 棘と思うと 攻撃的なイメージを持ちがちですが
植物が攻撃などするはずもなく
防御や繁殖のための有効手段として 植物が進化の過程で身につけた知恵なんです
そう思うとかわいくみえてきますよ きっと

園芸にふれる2
2012.02.02 | cat. 日々

園芸にふれる2

先日 園芸について少し書きましたが、その続きです
実生と挿し木の違いのところまで 書きました
これに加えて 多肉植物 サボテン界で盛んなのが 接木です 
つぎき と読みます
この接木は とてもおもしろいです

まず サボテンを ぶった斬ります
斬るサボテンは 大方決まっていて 3種くらいが定番です
一般的には 棒状に育つ柱サボテンを 斬ります
そして次に 実生で発見したものなど 優良遺伝子を持つ サボテンを
ぶった斬ります
そして 切り口を合わせ くっつけます

植物は ここが不思議で これだけで くっついちゃうんです
しかも くっつくと 成長が著しく 早くなり 通常よりもかなり早い年月で
花が付き 種が採れます
種を蒔くと また実生で新しい遺伝子を持つ赤ん坊が生まれます
たくさんの種を蒔くと 同じ個体から採れた種でも
いろんな特徴を持った赤ん坊が生まれます
その中で 特に際立ったものを 次の接木に使うわけです
そして その際立ったものを接木により早く成長させ
種を採り また種を蒔きます
特徴が際立ったものの種ですから そのほとんどが親を引き継ぎ 
際立った赤ん坊が生まれますが その中でも すばらしく特徴が際立ったものを
次の接木に使い 
これを繰り返すと ミラクルな特徴をもったスーパー遺伝子が
生まれるのです

サボテン園芸界は このようにして たくさんの新しい品種を 生み出してきました
画像のものは 般若というサボテンですが 
子供を数珠状に 次々生み出す遺伝子を持った珍しいものです

この3種の栽培方法を組み合わせて より早く園芸の新品種を作り出すのです
根気のいる作業ですが がんばっている農家さんは
日夜研究しています
頭が下がります

世界で最も美しいところ
2012.01.30 | cat. 日々

世界で最も美しいところ

地球には さまざまな気候があり

それぞれに進化した植物が生息しています
画像の植物は 白い幹にゴマのように小さな
ちょっとぷっくりした葉がついている植物です
日本の環境で育つ植物とは 全く違った風貌です
名前は ケラリア ナマクエンシス といいます
ナマクエンシスとは
ナワクワランドの という意味です
ナワクワランドってなんじゃ? という方の方が多いかもしれません
というか ほとんど なんじゃ?側でしょう

 

ナマクワランドとは 世界で最も美しいところです (いったことないけど)
この地にはたくさんの独特な植物が自生しており この地特有の植物には
ナマクエンシスと名付けられているものが多いです

見渡す限りの花畑が広がる 天国のような光景は
1年のわずか1ヶ月の間だけ 
そこがまた 幻想的ですね

ナマクワランドの画像をぜひ検索してみてください

クルクル
2012.01.28 | cat. 日々

クルクル

突然 螺旋に成長する

こういった変異も あるんです
神代という柱サボテンの変異種で スピラリスといいます
ほとんど流通していない品種です
サボテンに限らず植物には 実にたくさんの変異が起こります
皆さんのよく知る 枝垂れもその一つ
枝垂れ桜 枝垂れ柳 枝垂れ杉なども 変異の一つです
ほかにも
まっすぐになる変異
銀葉になる変異
赤葉になる変異
グニャグニャ脳みそみたいになる変異
棘がなくなる変異
しわが入る変異
頭がツルッとする変異
花の色が変わる変異
まだまだ ありますが きりがないので このへんで・・・
忘れぬように
2012.01.27 | cat. 日々

忘れぬように

鉢に書くよりも
札を立てるよりも
最も見やすく 最もわかりやすいように 
農園では 植物の名前を植物そのものに書いたりします

じいさんの味のある字で 見てくれなどを度外視したその文字は
とても素敵です
あえて その文字があるような植物を選んだりします
プロ野球選手のサインに似てたりします(笑)

なかなかおもしろいでしょう?

このたびの収穫
2012.01.24 | cat. 日々

このたびの収穫

約2週間 3000キロを走り 植物を探し回りました
まだまだ可能性のある楽しみな農園がたくさんある一方で
大量生産のみに走ってしまった面白みのかける農園も増えてきました
農家の選別も大変重要です

今回の収穫は 皆さんが見たことのないような不思議な植物が オンパレードです
どれも吟味してセレクトしたものなので すごく美しいです
中には 故人の形見や 10万に一つの超貴重株
それからサボテン農家の家宝クラスの物まで譲っていただくことに成功しました

詳しくは今後HPに公開させていきたいと思ってます
移動に使った車にはもちろん満載ですが 仕入れたほとんどの物は直送で送ってもらっています
すべてが一品ものなので 全部が並んだ時には見応えがあると思います

本日、一旦広島に戻ります

園芸にふれる
2012.01.22 | cat. 日々

園芸にふれる

これまで十数年 花屋として植物をさわり 植物の事を学んできました
「園芸」という言葉は常に身近にあり 当たり前のように使ってきました

植物を 食用 実用などのために栽培すること
それが自分の中でのだいたいの 「園芸」という言葉の認識でしたが どうやらそれは
一側面のことに過ぎず もう一方の意味で植物を使った芸術があるということ
つまり 前者は産業のための生産園芸
後者は文化のための鑑賞園芸の二つの意味があるという事を知りました

東洋ランや アサガオなどでこういった文化があることは知っていましたが
僕の好きなサボテンや観葉植物にも その文化は大いにあり
育種家のところでは実に見事に 新しい園芸種を作り出しているのです
時折耳にしてきた新種という言葉には本当の意味での新種と
新しい園芸種という意味がごちゃまぜにされていて
新しい園芸種というのは 日々生み出されているものなのです

植物を繁殖させる方法として代表的なものに 実生(みしょう:種から発芽させ育てる)
と挿し木(枝や葉を土に挿して発根させる) があります
この二つの繁殖方法の決定的な違いは DNAの全く同じものが出来るか
あるいは似たものが出来るか ということです

一見大した違いでないように思えますが これはすごい違いなんです
人間の繁殖方法は 一つしかないことになってますが 以前羊のドリーが話題になりました
動物界ではクローン技術は 最先端テクノロジーの分野ですが
植物ではこのクローニングが いとも簡単に挿し木という方法で誰でも出来てしまうのです
つまり 超優良遺伝子は永久的に 変化することなく遺伝し続けえるとということです
人間に例えて考えると とんでもないことですよね!
この挿し木というクローニング方法と 実生を組み合わせて 超優良遺伝子を見つけていくのです

ここからは話が マニアックになるので 第二話として また書きます

雪国をはしる2
2012.01.21 | cat. 日々

雪国をはしる2

長野は案の定 雪国でした
日本一 標高の高いサボテン農家にお邪魔しました

そこでは 農園にあがる最後の農道100mほどを
朝からブルドーザーで雪かきして 迎えてくれました
すべてのハウスの入り口にはうず高く雪が積もっており
ハウスに入るには まず雪を掻いてから 道を作り進みます

標高が高いだけあって ハウスの中には 素晴らしい色で紅葉しているサボテンたちに合うことが出来ました
そもそもサボテンが紅葉するなんて 知っていますか?
ものによっては 本来緑色のサボテンの肌が 真っ赤に変わるんですよ
それはそれはきれいなのですが それには冬の寒暖の差が必要なんです
そういった意味でこの農家は最高の条件のようです

真冬でも太陽が照りつければ 軽くハウス内は30度を越して
夜は冷えると2度くらいになるそうです
ちなみにハウス内が2度になる時に 外気はマイナス18度だそうです
今日もその農園の奥さんは 「暑いね~」と登場してきました
外気は0度でした(笑)

雪国をはしる
2012.01.20 | cat. 日々

雪国をはしる

雪の山梨です
吹雪の中 次の農園に向かってます

作家のおうちで
2012.01.19 | cat. 日々

作家のおうちで

山奥にこもる作家さんの御宅を訪問しました
山村の奥の奥にある家は 静かな音のない アトリエのある御宅でした

冷たく 静まりかえったアトリエにある数々の道具は よく使い込まれていて
ちょっと古めかしく
見ていて気持ちの良いものでした

今朝の埼玉は 大雪です
車で共に移動している植物たちも縮み上がっています
この雪でこの先の予定が大きく変わりそうです