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2014.11.20 | cat. 日々

植物の場所と価値の関係

先日 全国のそうそうたるサボテンコレクターの

おじいさんたちとサボテンをめぐり 争ってきた

中には 外国人コレクターもおり

その争いはし烈を極めた

この方々は言わずと知れたサボテンの目利き達

 

このようなサボテンの会では

競り会が行われ

欲しいものがあると 声を出し値段を競う

 

当然ながら 僕のお目当ての獲物は

名だたるコレクターさんの趣向とは異なるものが多い

画像のサボテンもその一つ

半分が真っ黄色 もう半分は緑の ツートンのサボテン

こういった色の入り方は「ベタ斑」と呼ばれ

マニアックな方々には全くと言っていいほど人気がない

 

しかし ここまで発色が冴えると

そんなことはおかまいなく 僕は美しいと感じる

そしてここでこの画像のサボテンが美しいと思った人は多いと思う

 

 

ある場所ではガラクタ扱い

そしてある場所では 同じものがアートやオブジェのように見られる

このような不思議な光景を約3年間見てきた

どれだけそのギャップを作り出せるか?が 僕の仕事

 

同じものが 場所によって価値を変える

それは 見る者が違うだけでは変わらない

見る者の意識を変えられるかどうかにかかっている

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2014.11.04 | cat. 日々

園芸の手法

園芸とは 観賞目的の植物を育てる 仕立てることであり

字のごとく 芸術である

 

ことサボテン園芸に関しては

各地のおじいさん達が独自の手法をあみ出すことが多い

 

それは 多くの場合 文献などに残されることは無く

達人達の数々の秘伝は 何十年もかけて生まれ

やがて消えていく

 

そして今年の秋 また新たな秘伝が生まれ

その手法で 叢の植物を作ってもらった

(画像の植物)

 

たいていの手法なんて 思いついてしまえば

なんの事は無いものが多いが

それを見つけるには 長年の経験や 運や愛がなくては

たどり着くことはできない

 

その新しい発見をリアルタイムで目の当たりにできたことは

植物に関わっている者として

とてもラッキーなこと

 

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2014.10.30 | cat. 日々

鉢の意思と植物の意思

鉢の意思と 植物の意思

この二つが上手くマッチすると

「作品」としての完成度が高くなる

 

鉢の意思は陶芸家が込めるものに対して

植物の意思は植え込む人間や育てた人間ではなく

植物自身がつくってく

 

吹き込む意思と湧き出す意思

植物屋の自分にとっては

どちらの意思も融通が利かない

 

だけどその二つを組み合わせ

カチッとはまった時の快感を味わってしまうと

もうやめられない

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2014.10.27 | cat. 日々

鉢の重要性

これまで数えきれない程の植物に

鉢を合わせてきた

 

植物を愛でるときに

人は鉢も含めひとつのものとして観賞する

これは一見 当たり前のようだが

実はこれまではあまり 「そう」されてこなかった

 

プラスチックの鉢が横行し

安く 安易に植物は扱われてきた

 

けど 植物の持つ面白さ 深さ 楽しさは

きっと器の世界にも通ずるものがあり

それを共有できる居場所に植物を据えてやることで

1+1が4とか5くらいになったりする

そうなると そのパワーで植物に魅力を感じてくれる人が

数倍になる

そうなると鉢植えは 昇華していく

  

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2014.10.20 | cat. 日々

続々と連鎖していく

またまた この度の京都展のはなし

 

思えば2年半前

八木保さんが広島のうちの事務所に来てくれたことから

始まった

 

ロスでの展示 

写真集製作の話

京都展 そしてそれからつながってくるたくさんの方々

面白い話は 尽きない

それらは自分の考えていたスピードよりも速く

放射状に伸びていく

 

次々と思いもかけないミラクルがわき起こり

そして この日

日本でもっとも忙しい写真家のお一人

ホンマタカシさんが 京都に撮影に来られた

 

ここで話は終了するわけも無く

またしても新たなストーリーが始まっていく

 

数えきれない程の多くの方々に支えられ

今日の叢がある

 

 

 

 

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2014.10.13 | cat. 展覧会

写真撮影

植物と鉢の写真をひたすら撮っている

 

ファインダーを覗くことで

より鮮明に見えてくるものがある

 

特に鉢の方は 自分の知らない世界だけに

一見しただけでは見えてこない

ディテールだらけで

一つの器に どれだけの想いや手間が

かけられているか

それは こちらも時間や集中力をかけないと

見えてこない

 

形や色に 意味を込め

さらには 偶発的な要素を纏い

出来上がった鉢は 

作り手の想いの深さが深い程

見る側も 心酔できる

 

 

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2014.10.08 | cat. 展覧会

リクエスト

またまた京都展のお話

 

今回の鉢の中には 僕がアダムさんにリクエストした鉢がある

届いてみるとびっくり 

その鉢は結局 最も植物選びが難しい鉢になってしまった

 

考えたあげく 選んだ植物は これまた農家さんに生産依頼した

サボテンにしてみた

 

上も下もリクエスト

サイズやバランス すべてがぴったりなのは 偶然とは思えない

 

瓦版
2014.09.29 | cat. 展覧会

アダム シルヴァーマン という陶芸家と

来月18日から31日迄 京都7カ所で行われる展示会

「プランツとポットの物語」

ここで 恐れながら 国際的に活躍されている人気陶芸家の

アダム シルヴァーマンさんと コラボすることになってます

詳しくはこちら

http://qusamura.com/information/exhibition/1056/

 

独特なフォルムで 

美しくもあり 醜くもある不思議な釉薬のかかった鉢と受け皿

 

計算されていそうで いなさそうな 釉薬のはじけ具合は

時間が作り出したものなのか

それとも アーティストが作り出したものなのか

それとも偶然なのか…

 

そしてまたそれらは植物にも言えること

その出で立ちは 植物自身が 意思を持って作り出したものなのか

人間が手を加えて出来上がったものなのか

もしくは 偶然なのか…

 

これら似て非なる二つのものが

うまく調和するのか 反発し合うのかを判断するのは

見る人それぞれだと思う

調和に和み 反発に衝撃を受けてもらいたい

 

組み合わせる本人が 調和と反発のギリギリのところを

狙ってるのだから

 

 

 

きっとこれまでで一番おもしろい植物展になることと思う

 

 

 

 

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2014.09.19 | cat. 日々

叢植物 全国へゆっくりと

叢では卸販売をさせていただいています とてもゆっくりなペースですが植物にしっかりと向き合っていただける 全国各地のお店などからお話を頂き 叢植物を取り扱っていただいています 今年も東京や熊本などいくつかの取り扱いのお店が増えました ここのところ植物の取り扱いはちょっとしたブームになっていますが 植物を取り扱うというのはそれほど簡単なことではありません 愛情を持って長くじっくり植物のことをご理解下さる方々に 叢の植物をストーリーとともにお客様にご提案していただきたいと 思っています

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2014.09.03 | cat. 日々

陶芸作家さんの鉢と叢

これまで多くの陶芸家の方々に鉢を作っていただきました

来月には 京都にてアダム シルヴァーマンさんとの

コラボをおこないます 

http://qusamura.com/information/date/2014/09/

http://www.adamsilverman.net/plantandpot/

 

作家さんの鉢 と 植物 どっちが先なんですか?

こういう質問 よくされます

 

植物を見て鉢をつくるか?

鉢を見て植物を探すか? という意味

 

ほとんどの場合 作家さんには想像で鉢を作ってもらいます

最低限の容積を お伝えだけして・・・

その鉢を受けて 植物を探す

 

植物探しをしていると この植物は こういう風に植えたいな

この植物はこんな鉢にしか入んないだろうな

なんて よく思う

奇抜に植え込むことよりも

シンプルに育ってきた過程や

ドラマが見えてくるように植えてやる方が きっといい

 

たくさんの拾い上げてきた植物達は おおかたどんな鉢に

植えるとしっくりくるかは 自分の中で決まってて

思い描いた想像図に ぴったりくるように植えるし

そんな鉢が なぜか 作家さんから届く

 

これは とても不思議なこと

 

今回の 京都展は やらかしますよ